江崎グリコ（株）（大阪市西淀川区、０６・４７７・８４５８）の食品事業本部・中部支店（名古屋市東区、０５２・９３２・００７２）は、今秋から発売する「クレアおばさんのクリームシチュー」（写真）「同ハッシュドビーフ」を一つの起爆剤として、今年は欧風家庭料理の市場拡大を図っていく考えだ。

現在、シチュー、ハッシュドビーフの市場規模は約三五○億円といわれるが、季節生鮮品との関連販売が行いやすく、提案力の強い売場が実現できることから、その市場規模は年々拡大傾向にある。こういった中、「さらに市場自体のボリュームアップ、活性化を図る意味でも今年は『クレアおばさん』を積極的に提案していきたい」（本田講城中部支店長）という。

同商品は子供の時に読んだ絵本を思い出すような、オリジナルのアニメーションキャラクター“クレアおばさん”を採用。クリームシチューは野菜と丸鶏を煮込んだブイヨンと、良質な生クリームで、まろやかさ、クリーミーさを追求。また、ハッシュドビーフは時間をかけて煮込んだドミグラスソースとトマトや玉ネギなど、野菜のうま味を存分に引き出したもの。内容量はシチューが二〇〇ｇ（希望小売価格二四〇円）、ハッシュドビーフが一八〇ｇ（同）で、「幼少時に感じた家庭の暖かさを思い出していただければ」（同）としている。