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第一三共:ゼファーマ買収で120億円を追加支払い-総額355億円に

国内医薬品2位の第一三共は17日、同業 3位のアステラス製薬から全株式を買収した大衆薬子会社「ゼファーマ」(東 京都中央区)に関連して、ゼファーマが保有する現金や株式などの調整額に相 当する約120億円をアステラス側に追加支払いすると発表した。これにより、 ゼファーマの買収対価は総額355億円となる。

ゼファーマ買収に関しては、第一三共とアステラスの間で今年3月31日に 基本合意。ゼファーマの買収価格は現金235億円とされ、4月13日付で第一三 共がゼファーマの全株式を譲り受けた。今回の現金等調整額は3月31日の基本 合意時点でもある程度織り込まれていたという。

アステラスは、07年3月期決算でゼファーマ株式の売却益212億円(連結 ベース)を特別利益として計上する。

17日の株価終値は、第一三共が前週末比10円(0.4%)高の2840円、アス テラス製薬が同10円(0.2%)安の4850円。

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