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ミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)

1997年の映画『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』のボンドガールに抜擢されて以来、ハリウッドで活躍してきたミシェル・ヨー。この数年だけを見ても映画『クレイジー・リッチ!』『ラスト・クリスマス』『ガンパウダー・ミルクシェイク』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』などバラエティに富んだ作品に出演し続けている。

雑誌『ピープル』のインタビューに答えたミシェルは、自分にとっても他のアジア系俳優にとっても選択肢が広がっていることに勇気づけられると語っている。「私のキャリアの中でこの瞬間が特別なのは私と同じような人たち、特に若い世代のアジア系俳優たちが私のところに来て『今の私がこういう仕事ができるのは、あなたがやっているからだ』と言ってくれること。私たちは自分たちのために立ち上がり、ものを言う勇気を持たなくてはならない。私たちは声を上げるだけの価値を持っている。今、自分たちにふさわしいチャンスが増えていることを私はとても嬉しく思う」。

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オークワフィナ(Awkwafina)、コンスタンス・ウー(Constance Wu)、ミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)、ジェンマ・チャン(Gemma Chan)

ちなみに若い頃は「To Doリスト」を作って仕事をしていたというミシェル。「それにチェックを入れていくことで達成感を得ていた。でもそれには限界があることに気がついた。周囲の声を聞き、ものを見るのをやめてしまうことがある」。今は流れに身を任せていると告白、「この仕事ではどんなに素晴らしい監督がひょっこり現れて『あなたの作品が好きだ。一緒に働きたい』と言ってくれるかわからない。だからもうリストを作らないことにしている」。

彼女が語っているようにハリウッドで活躍するアジア系の俳優や監督たちは着実に増えている。ミシェルを始めとする彼らの活動を楽しみにしたい。

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