最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の公開が4月に迫り、その主題歌をビリー・アイリッシュが担当するなど盛り上がりをみせる『007』。ジェームズ・ボンドと恋に落ちるボンドガールも毎回話題に上るが、歴代のジェームズ・ボンドを演じた俳優たちのリアル恋愛事情も気になるところ。そこで、歴代ジェームズ・ボンドたちの個性派WAGSたちをピックアップしてご紹介。
1962に公開された『007』1作目の『007 ドクター・ノオ』で初代ジェームズ・ボンドを演じたのはショーン・コネリー。その後、1967年の5作目までと、1971年公開の7作目『007 ダイヤモンドは永遠に』の計6作品に出演。原作小説通りのワイルドでセクシーなボンドを作り上げた。
私生活でもプレイボーイっぷりを発揮していたショーン・コネリーが1975年に2番目の妻に選んだのが、モロッコ系フランス人アーティストのミシュリーヌ・ルクブルン。現在も婚姻関係を続けているが、2010年にはスペインの住宅を売却する際に得た利益の税金が未払いになっているとのスキャンダルが発覚。しかもこの一連の疑惑は、ショーンは関与しておらず、ミシュリーヌが弁護士たちと共謀して行ったとのこと。またミシュリーヌには、数々の美容整形遍歴も…。やはりボンドに太刀打ちするには、このくらいのパンチが必要なのかも。ちなみに、91歳のミシュリーヌと89歳のショーンは、現在『007/サンダーボール作戦』(1965)のロケ地となったバハマで暮らしている。
1969年に公開された『女王陛下の007』で1作のみジェームズ・ボンドを演じたのが、ジョージ・レーゼンビー。スタントマンなしのアクションをこなし、ボンド出演前の実生活で既にモテ男だったジョージこそリアルジェームズ・ボンドとの呼び声も高かったが、若かりし故の傲慢さで製作途中にギャラアップを要求し、この1作のみのジェームズ・ボンドとなった。
ジョージ・レーゼンビーが2002年に再婚したのは、元テニスプレーヤーのパム・シュライバー。3人の子どもをもうけるも、泥沼の親権争いが繰り広げられ2008年に離婚。
裁判でジョージは、パムは毎晩睡眠剤に鎮痛剤とラムかウォッカを混ぜたカクテルを飲み、いつも酔いつぶれていたことや、ふたりでゴルフのラウンドを回っていた際、クラブを頭に投げつけられたことなどを証言。一方パムもレーゼンビーのアルコール依存による奇行を証言。
1973年から1985年まで、歴代最多の7作品に出演したのが、3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーア。初代と2代目ジェームズ・ボンドのようなワイルドなボンドではなく、チャーミングで愛されるボンドを作り上げ、勢いにかげりが生じていた『007』人気を復活させた。
ロジャー・ムーアの2人目の妻であった、ウェールズ人歌手のドロシー・スクワイアーズはヒステリックな性格で、ギターで頭を殴られていたとロジャーがトークショーで語った。
ロジャーが19歳の時に結婚した、1人目の妻であるアイススケーターのドーン・バンスタインも日常的に引っかいたり、ティーポットを投げつけるなどアグレッシブだったそう。
15、16作目で4代目ジェームズ・ボンドを演じたのがティモシー・ダルトン。これまでの『007』からアクション路線の『007』に変更し、本格アクションのボンド像にイメージを一新した。ダイアナ元妃が「最もリアルなジェームズ・ボンド」と賛辞を贈ったことは有名。
エリザベス・テイラーやブルック・シールズと浮名を流したティモシー・ダルトンは、1997年に交際歴2年のロシア人シンガーのオクサナ・グリゴリエヴァとの間に息子が誕生。オクサナは結婚という形を取らず、2005年に破局した際に慰謝料を要求。オクサナはその後、メル・ギブソンの子どもを産むが、この際も籍を入れず、破局時に慰謝料を要求。オクサナの友人が「恋人と別れたオクサナが『金づるを探す』と話し、その直後にメルとの交際が始まった」と証言していることからも金銭目当てで男性と付き合う説が濃厚。
1995年から2002年までの4作品で5代目ジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナン。近代のジェームズ・ボンドといえばピアースのイメージが強く、ファンの人気も高かった。
プレイボーイのジェームズ・ボンドらしからぬ愛妻家で知られるピアース・ブロスナン。最初の妻である女優のカサンドラ・ハリスと死別後、2001年に再婚したのが元ジャーナリストのキーリー・シェイ・スミス。
結婚から19年経った今でもラブラブなふたりだが、キーリーは結婚してから30キロ以上太り、かなり豊満な体型に…。公の場でのドレスも、ボリューミーさに拍車をかけるスタイルがお好きのよう。
2006年から最新作までの5作品で6代目ジェームズ・ボンドを演じているのが、初の金髪ボンドであるダニエル・クレイグ。寡黙でタフだけど、セクシーなニューボンドは、『007』史上最高の興行収入を記録した(ちなみに2位から4位までもダニエル出演作)。
2011年にダニエル・クレイグが極秘結婚したのは、『ドリームハウス』(2011)で共演したレイチェル・ワイズ。実はこの時、ダニエルは映画プロデューサーのサツキ・ミッチェルと婚約中で、レイチェルも映画監督のダレン・アロノフスキーと事実婚状態だった。W不倫から、プレイボーイのダニエルを本気にさせ、即結婚までもっていく手腕はさすが。
photo : Getty Images
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