中華料理が世界3大料理に数えられることからも分かるとおり、中国には食に対してこだわりを持つ人が多く、美食家も少なからず存在する。中国語では「食いしん坊」のことを「吃貨」と呼ぶが、中国メディアの新浪は8日付で「中国の食いしん坊が大好きな日本の5つの美食」と題する記事を掲載した。


 記事は最初に「天ぷら」を紹介。天ぷらは油で揚げる日本料理であり、醤油と大根おろしで作ったタレにつけて食べると絶品だと説明し、天ぷらは柔らかくて香ばしく、とても美味しい料理だと称賛した。

 中国の食いしん坊が大好きな日本料理の2つ目は「豚丼」だ。ご飯の上に甘辛醤油に漬けた厚切りの豚肉をのせた料理であり、北海道十勝地区の一般的な家庭料理であると説明した。日本では豚丼よりも牛丼の方がよりポピュラーだが、中国人にとっては牛肉より豚肉の方が身近であり、中華料理でも豚肉が多用されるため、豚丼の方が舌に合うのかもしれない。さらに3つ目に「焼き魚」を紹介、日本人に愛されている料理であり非常に美味しいうえに栄養価が高く、日本の焼き魚料理には様々な種類があると説明した。


 また記事は4つ目として「ラーメン」を挙げた。ラーメンの起源は中国にあるが、日本を代表する料理として独特の発展を遂げたと伝えた。現在の中国では日本のラーメンは日式ラーメンとして中国のラーメンと区別されており、日式ラーメンのファンは大勢存在する。

 最後に5つ目として「うな丼」を紹介し、炭火で焼いた鰻のとろける食感や甘さに病みつきになる料理であると説明、また炭火焼きした鰻はご飯と一緒に食べても串焼きで食べても非常に美味しいと絶賛した。

 日本の一般家庭にはたいてい焼き魚用のグリルがあるが、台所に焼き魚用のグリルがあるという中国家庭は非常に少ない。中国では魚は煮るか、あるいはフライパンに油をひいて両面を焼くという料理方法が一般的だ。
こうした方法でも十分に美味しい魚料理を味わうことができるが、油を使わずにグリルで焼いた日本式焼き魚の独特のうま味は中国の食いしん坊たちを魅了しているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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