窓を開けると金木犀の甘~い香りが飛び込んでくる。天気予報では最高気温が23度前後と何をするにも動きやすい季節にになってきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・永井博文)
愛知の堤防でハゼ釣り
尾張中央道をどん詰まりまで南下したところが今回の釣行場所。車を駐車して防潮堤を降りれば魚が待ってくれている。
釣り場に着くと、すぐに家内が「暑~い」と一言。南を向いて釣るので水面の照り返しが強く、やはり日焼けが気になるようだ。そこで釣行時間は1時間に。
軽いサオが一番なので、タックルはクロダイ用の落とし込みザオと両軸リールを使用する。市販の3本バリ仕掛け、エサはイシゴカイのハーフを購入してきた。
二人三脚で数を伸ばす
1投目から順調にハゼ君がハリにくらいついてくれるので病みつきになる釣りだが、そんなときこそ水分補給を忘れないように。家内が水分補給をしている間に、私は仕掛けをチェックして生きの良いエサを付ける。いつでも再スタートが切れるようにしなければ時間の無駄だ。手返しを早く、上手にするかが「大名釣り二人三脚」の醍醐味であり、ベストの釣果につながる。
家内は私の一番弟子。言ったことは間違いなく実行してくれるので、必ず釣らせることができる。ハリに魚が乗り、ウキをキューンキューンと豪快に引っ張っていく。ひと呼吸してからアワせるようにとアドバイス。3本バリに2匹3匹と掛かるので、面白いように釣果が伸びていく。
オマツリや根掛かりもあるが、すぐに立て直してクリア。
2度目の水分補給を済ませてラストスパートと思っていると、足元にじわじわと海水が迫ってきた。満潮は午後2時45分だったので、午前11時にスタートと高をくくっていたが、制限時間の1時間を待つことなく納竿となってしまった。
潮の満ち引きにご注意
愛車に戻り車窓から下を見ると、先ほどまで釣っていた場所は水没しており間一髪だった。
私たち大人はすぐに移動できると思うが、子供連れの釣り師の皆さん、潮の満ち引きはあっという間に動くので「アレ」と思ったらすぐに移動してほしい。それが楽しい安全な釣行につながる。
釣行時間が短くなってしまったこと、家内の誕生日がやってくることもあり、スイーツ店に立ち寄って帰宅した。
ハゼの天ぷらに舌鼓
帰宅後は次の釣行へ向けて道具を片付け、お風呂に入って頭の先から爪先までサッパリ。疲れが取れる熱々の湯に浸かりながら、ギンギンに冷えたビールで水分補給。
その間、家内は夕食でハゼ君を家族全員でおいしく食べれられるように調理中。
何種類もの野菜とハゼ君の天ぷらが地元の銘酒のおつまみとなり、100匹近くの釣果に「カンパーイ」。家内のおかげで楽しい宴となった。
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<週刊つりニュース関東版APC・永井博文/TSURINEWS編>
▼この釣り場について鍋田避難港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年11月11日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 愛知の堤防ハゼ釣りで入れ食い堪能 天ぷらで豪華な晩酌に first appeared on TSURINEWS.