熟成食材や美肌の湯が人気
日本秘湯を守る会にこのほど、新たに新潟県越後田中温泉の「しなの荘」(新潟県津南町、山岸祐二社長)が入会した。12月18日に開催された同会の定時社員総会で山岸社長は「伝統ある会に入会させていただいた。会の皆さんと協力して秘湯文化を広めていきたい」と抱負を述べた。
しなの荘は、ヒノキ風呂付き特別室(百合)など全12室。冬は3メートルの雪が降るなど豪雪地帯としても有名だが、雪の下で味を熟成させる「雪下にんじん」や山菜の天ぷらなど郷土食豊かな食事を提供している。3年前からは、伝統的なわらの「つぶら」を使用し、食材の保存をしている。
風呂は自家源泉100%で、アルカリ性がpH9.2と高く、美肌の湯として女性から高い評判を得ている。
山岸社長は「自然が豊かな山里の一軒宿だが、関東からは近く、最寄り駅の『越後田中駅』からは徒歩5分とアクセスはしやすい。冬はスキーなどアクティビティでも訪れてほしい」と話す。
平日1泊1万1千円(税別)から。
しなの荘