出版社内容情報
法律をこれから学ぶすべての読者に向けた法学入門書。1,判決本文付の判例解説(13科目・17件)と,2,用例付の法律基礎用語解説(9分野・約1000語)の2部構成。ルビを付すなど留学生にも配慮。判例から日本社会のしくみも学べる,とっておきの法学入門。
目次
本書を読む前に(日本の裁判制度など)
第1部 はじめて学ぶ判例(判例解説)
1 憲法:衆議院議員選挙定数不均衡違憲判決
2 憲法:写真集の輸入と税関検査
3 行政法:知事の交際費と情報公開
4 民法:貝採り事件
5 民法:隣人訴訟
6 民法:別居中の夫婦間における面接交渉権
7 商法:八幡製鉄政治献金事件
8 商法・経済法:インサイダー取引
9 民訴法:文書提出命令申立て事件
10 破産法:破産免責
11 刑法:安楽死
12 刑法:連続射殺魔事件
13 刑訴法:東電OL強盗殺人事件
14 労働法:女性昇格差別事件
15 経済法:パソコンソフト抱き合わせ事件
16 知財法:中古ゲームソフト販売事件
17 国際法:新領海内韓国漁船操業事件
第2部 用例から学ぶ法律基礎用語集
法学一般 145件
憲法・行政法 110件
民 法 240件
商法・経済法 110件
民事訴訟法 110件
刑 法 110件
刑事訴訟法 130件
社会法(労働法・社会保障法) 30件
国際法 30件
内容説明
法律の世界に初めて接した人は、その独特の理論や議論パターン、難解な用語や言い回しに囲まれて、まるで不思議の国に迷い込んだ異邦人のような気持ちになることであろう。本書は、そのような人向けに、日本社会の法と法文化の現在を色濃く映し出す裁判例を素材に、「外国語」としての法律用語や各分野の法理論の初歩を学ぶことを通じて、法と社会のより深い学習への手引きとなるようにした。
目次
第1部 はじめての判例解説(衆議院議員選挙定数不均衡違憲判決(憲法)
写真集の輸入と税関検査(憲法)
知事の交際費と情報公開(行政法)
貝採り事件(民法)
隣人訴訟(民法) ほか)
第2部 用例から学ぶ法律基礎用語集(法学一般;憲法・行政法;民法;商法・経済法;民事訴訟法 ほか)
著者等紹介
松本恒雄[マツモトツネオ]
民法、一橋大学大学院法学研究科教授。専攻、民法、消費者法、コンピュータ法
三枝令子[サエグサレイコ]
一橋大学大学院法学研究科教授。専攻、日本語、日本語教育
橋本正博[ハシモトマサヒロ]
一橋大学大学院法学研究科教授。専攻、刑法
青木人志[アオキヒトシ]
一橋大学大学院法学研究科教授。専攻、比較法
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