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節分と恵方巻レシピ

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和ごはん×節分

近年では「恵方巻」で知られる節分。それとともに「豆まき」も各ご家庭で行われていますよね。今回は節分の由来と恵方巻の巻き方をご紹介します。今年はご家庭で手作りの恵方巻を作ってみてはいかがですか。

節分節分と恵方巻レシピ

節分の夜、「福は~内、鬼は~外」と言いながら、豆を投げている声がそれぞれの家庭に響きます。節分は1年に4回あります。「節分」=「季節を分ける」、つまり季節の変わる日のことです。立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日が節分です。旧暦では立春が1年の始まりで重んじられていたこともあり、節分といえば、春の節分を指すようになったとか。2023年の立春は2月4日であり今年の節分は2月3日です 。
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なぜ豆をまくことに・・・

節分は、厄払いや邪気払い、無病息災を願う行事です。豆をまくようになったのは、室町時代とされています。豆=魔目(鬼の目)を滅ぼすということに由来されているそうです。季節の変わり目に鬼がやってきて災いや疫病をもたらすと考えられていました。家からこの鬼を追い出して福を招き入れるための風習が豆まきです。
豆をまく人は、元来は年男(その年と同じ干支に生まれた人)、または家長が大豆を巻いていましたが、現代では、だれかが鬼役をして、家族みんなで楽しく豆をまく、楽しい行事として続いています。豆は自分の歳の数、もしくは年齢プラス1粒だけ食べると、病気にならず長生きするといわれています。

福を巻き込む「恵方巻き」

節分の日にその年の「恵方」を向いて、太巻きを食べる風習が注目されています。「恵方」というのはその年の歳神(年神)様がいる方向で、干支によって決まります。その方向を向き、願い事を思い浮かべながら、無言で一気に太巻きを丸かじりするのが「恵方巻き」です。これは「商売繁盛、幸せを一気にいただく」という縁起かつぎで、正月に行われていた「恵方参り」が形を変え、節分のしきたりとして復活したものです。
恵方巻きの起源には諸説あります。一つは、江戸時代末期から明治時代初期に、大阪の商人が商売繁盛の祈願のために始めたという説ですが、長く忘れられていました。再び注目されたのは昭和52年、大阪の海苔問屋組合が行ったキャンペーンだといわれています。海苔の販売促進とコンビニチェーンの宣伝戦略によって、全国的に広がりました。
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恵方巻きの巻き方

具材は七福神にちなんで7種類が良いとされていますが、特に決まりはないので、好きな具材でつくりましょう。具材は巻きやすいように細切りにします。巻きす(ラップでもOK)に焼きのり(のりにも表裏があります)を光沢のある方(表)を下向きにして置きます。酢飯約160~200gをのせ、のりの下部5mm、上部2cmほど残して酢飯をまんべんなく広げます。酢飯の中央より少し下に具材を並べ、手前にあるのりを巻きすごと持ち上げ、具材を押さえながら、奥に向かって一気に巻きます。巻き終わったら形を整え、巻きすを外してでき上がり。
太巻きは何本か作るうちにコツをつかみ、巻きすを上手に使いこなせるようになります。のり巻きは、具材をクルクル巻くだけ、とても簡単です。この機会に巻き方をマスターしてはいかがですか。

サーモン寿司ロール

変わり太巻きをご紹介。酢飯が外側になるように巻いて,裏ごししたゆで卵の黄身をたっぷりまぶしました。黄身を白ごま、大葉、とろろ昆布に代えても美味。


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調理時間約5分~30分(ごはんを炊く時間を除く) 

材料2人分

酢飯 ・・・ 150g
焼きのり(全形) ・・・ 1枚
レタス ・・・ 2枚
スライスチーズ ・・・ 2枚
オクラ ・・・ 2本
スモークサーモン ・・・ 50g
レモン汁 ・・・ 少々
かにかまぼこ ・・・ 2本
ゆで卵の黄身
(ざるで裏ごしする)
・・・ 2個分
大葉 ・・・ 4枚

作り方

    • サーモンは1~1.5cmの棒状に切り、レモン汁をふる。オクラは塩湯でゆでて縦半分に切る。
    • 巻きすにラップを敷き、酢飯の02月03日量を重ねるのりの大きさより2cmほど長く広げ、ラップをかけて上から軽く押し、全体をならして角を平にし、ラップを取り除く。
    • のりを縦にして、酢めしの手前に合わせて重ねる。この上にのりの向こう側4cmほど(上部の酢飯2cm、のり2cm)残して、残りの酢飯を広げる。
    • レタスを敷き、チーズ、大葉をのせる。手前からスモークサーモン、かにかまぼこ、おくらをのせる。
    • 具を押さえながら,手前をラップごと持ち上げ,ラップで包むようにしてきっちり巻く。
    • ラップで包み、さらに巻きすをかけてしっかり形を整える。巻きすとラップを除き、卵の黄身をまぶす。幅2cmに切って盛る。

恵方メモ

縁起物である恵方巻きは、恵方を向いて食べることは知られていますが、他にも食べ方のルールがあります。様々な具材(福)を巻き込んだ恵方巻を切ることは縁起が悪いと言われております。切らずに1本を食べ切れるよう、適度な大きさで作ると良いでしょう。食べる途中で喋ると口から福が逃げると言われておりますので、無言で目を閉じ、願い事を思い浮かべながら食べるようにしましょう。
しかし、太巻きを一気に食べ切るのは大変なことなので無理せず、食べやすい方法で食べるようにしましょう。また、恵方巻の大きさに福や縁起の良さは関係がありませんので、食べ切れる大きさにすることで、食品ロスを出さない心がけも大切ですね。
2023年の恵方は「南南東のやや南」です。
方角はその年の「十干(じっかん)」によって決まります。
<十干と恵方の組み合わせ>
甲・己の年…東北東
乙・庚の年…西南西
丙・辛・戊・癸の年…南南東
丁・壬の年…北北西の方角

レシピ・写真/upon factory

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