ミシュランガイド、長崎の94店初掲載
日本ミシュランタイヤは9日、福岡市内で記者会見を開き、飲食店の格付け本「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版」の掲載店を発表した。福岡と佐賀は5年ぶりの出版で、もつ鍋店など計176店を新たに掲載。長崎は今回が初めてで、94店が掲載された。13日に全国の書店などで発売する。
記者会見にはポール・ペリニオ社長らが出席した。発表された527施設のうち飲食店・レストランは453店で、福岡288店、佐賀71店、長崎94店。最高評価の三つ星は福岡市のすし店「行天」と「さかい」の2店が得た。二つ星は福岡10店、佐賀1店、長崎2店の計13店となった。
長崎からは「揚出し天ぷら 天ひろ」(長崎市)と「板前料理 堂山」(同)が二つ星に選ばれたほか、雲仙市の旅館「旅亭 半水盧」は快適度が最高評価で料理も一つ星が付いた、国内では2例目の旅館となった。
今回、もつ料理やちゃんぽん、おこぜ料理を新たなカテゴリーとして追加。「共楽園」(長崎市)のちゃんぽんなどがミシュランの基準を満たした「ミシュランプレート」として掲載された。
ミシュランガイドは同社社員が覆面調査を行い、素材の質や料理の技術などを格付けする。九州では福岡・佐賀版を14年に、熊本・大分版を18年に出版した。