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有明海のエイリアン!ワラスボの圧倒的すぎるお土産5選


日本ではムツゴロウと同じく、有明海にしか生息しないという珍しい魚「ワラスボ」をご存じだろうか?圧倒的グロテスクさと、悪魔的表情から映画『エイリアン』のモデルとなったともいわれている魚だ。そんなワラスボは実は名産品としても多くの商品・お土産品がラインナップされている。常識を超えたその商品群、括目っ…!

有明海のエイリアン・ワラスボ

写真:bow

有明海といえば、福岡・佐賀・長崎・熊本の四県に囲まれた広大な海。日本で一番干満差が大きいという泥の海は、多様な生態系を有している。
そんな有明海は固有種も数多く確認されているが、珍種・怪魚といった類も多いことが知られている。その中でも1・2を争う知名度を誇るのが「ワラスボ」である。

写真:無料写真素材 写真AC

そのままの風貌でRPGのモンスターとして登場しても何ら不思議ではないワラスボ。ムツゴロウと同じハゼ科に属しているものの、見た目は蛇っ・・・!ハゼというよりウナギか蛇っ!
普段は干潟に穴を掘り、暗い泥の中で生活をしているワラスボは成長するに従い目が退化。身体からは内臓や血管が透けて見え、牙のような鋭い歯を持つ圧倒的グロテスクさ。そんなことからSF映画『エイリアン』のモチーフとなったともされ、別名「有明海のエイリアン」とも呼ばれている。
そんなワラスボは地元では昔から普通に食されてきた。一般的には干物にして食べることが多いが、新鮮ならば刺身で食べても美味というマルチな魚だ。

かつてタレントのはなわが自虐的な歌詞で歌った佐賀県。地図の認知度もワースト争いを繰り広げる佐賀県。そんな佐賀県にもあった…!起死回生…!生き残りの道…!
ワラスボが日本では有明海にしか生息していないという事実。
これを逆手に取ったのが有明海に面した佐賀県佐賀市。度々メディアでも「有明海のエイリアン」として取り上げられているワラスボの地位を確固たるものにすべく、ワラスボのウェブサイトを製作!さらには映画の予告編のような動画まで作ってしまい、行政が先導する形でワラスボのプロモーションを図ったのだ。
そんな潮流にも乗り、一気に佐賀県の名産品として名乗りを上げたワラスボ土産たちを紹介したい。

悪魔的表情を食らい尽くせ!

写真:bow

突入…晩酌タイム…!サラリーマンに束の間訪れる安息…安らぎの時間…!そんな晩酌のお供に紹介したいのはこの「ポリポリわらすぼ」だ。
若干ポップさが漂うそのパッケージには「味付きだからそのままうまい!」との表記がある。しかし、そんなポップなパッケージは見え見えのブラフ!騙されてはいけないっ…。

写真:bow

袋を開ければ驚愕…!見よ!この凶悪さがにじみ出ているかのような悪魔的な表情っ…!ワラスボは干しても、煮ても、焼いてもその表情は変えない!
禍々しさの塊のような姿ワラスボ。実はそんな外見に反して美味。甘辛く味付けられており、excellent!酒がすすむ逸品…!これを頭からかぶりつけば悪魔をも食らう悪鬼の如き自分に酔えるはずだ。

写真:bow

しかし、リアルすぎる姿はどうしてもアウツ・・・!食べることがインポッシブルだという方もいることだろう。それでもワラスボの風味を味わってみたいという贅沢な方におすすめしたいのは「エイリアンフリカケ」だ。
カッコして(ワラスボふりかけ)とされている通り、ワラスボが粉末状になったものが配合されている。アツアツご飯と共にほおばれば、口の中にはワラスボらしき独特の風味を味わえる。また、ワラスボには「もくさい」と呼ばれる干物を煎じて粉にした希少で高級な伝統食材もある。その疑似体験ができるのがこの「エイリアンフリカケ」だろう。

ワラスボをラーメンで食らう「エイリアンラーメン」

写真:bow

次に紹介したいのは「エイリアンラーメン」だ。ギリギリ「最終兵器」と書かれた横にふりがなでワラスボと小さな字で書かれている以外、完全にエイリアン扱い。
とにかく全く食欲をそそらない、グロテスクさを全面に出したパッケージはアメリカのSF映画のようなリアリティ溢れるイラスト。ここまでぶっ飛んだ商品、冗談だろ?と誰もが思うはず。ところがどっこい、夢じゃありません…!現実に販売されている!しかも人気商品っ…!この商品を企画した人、通した人の両方を褒め称えたい。

写真:bow

そしてこの「エイリアンラーメン」、作ってビックリ!スープが緑色っ…!グロテスクな見た目から、ワラスボを食べるのに躊躇する人が多いため、気軽に味の良さを知ってもらうために作られた経緯を持つこのインスタントラーメン。何故かエイリアンの体液をイメージし、スープをわざわざ緑色に仕上げた…。
気軽じゃない…!しっかり躊躇させている…!矛盾っ…!
しかし、食べれば感じるその深み…!ワラスボの出汁…!
とどのつまり、美味…!
また、麺は福岡のラーメンの為に品種改良されたという「ラー麦」を使用。これは福岡県内だけで限定生産されていて、博多一風堂などおなじみの店でも使われているラーメン用の麦なのだ。そんな細部へのこだわりも噛みしめつつ食したい。

ワラスボエキスが入った「エイリアンエナジー」

写真:bow

近年、レッドブルをはじめとしたエナジードリンクが若者たちを中心にブームとなり、次々と新商品が登場している。そんなエナジードリンク市場に、世界初となるワラスボエキス入りの「エイリアンエナジー」でワラスボが殴り込みっ…!(世界初に続く商品はないと思われるが…。)
ラベルは「エイリアンラーメン」と同じくSF映画風で全くブレない商品コンセプト。「目醒めよ。干潟の底から―」というキャッチコピーと共に人間に巻きつく姿はもはや魚ではなく完全にエイリアンっ…!

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そして中身も「エイリアンラーメン」と同じく何やら不気味な色の液体が。こちらもやはりエイリアンの体液の色をイメージしたという緑色。見た目はバッド、飲むと香りや味は普通のエナジードリンクと同一なので安心だ。
エナジードリンクをうたう以上は気になるのはその成分。カフェインは当然ながら、アルギニンやナイアシン、GABAなどがバランス良く配合されている。ちなみに粉末状にしたワラスボも配合されているが、これが何に効果があるのかは定かではない。

子供へのお土産は「エイリアングミ」で決まり

写真:bow

少し大人向けのお土産が多いワラスボだが、2015年12月にはついに子供向けアイテムも登場。その名も「ワラスボグミ」!
先に紹介した佐賀市の「W・R・S・B」のロゴがパッケージに記載されているが、このロゴは佐賀市が無償で提供したという力の入り様。「いずれ、みんな、食べられてしまう」というWRSBサイトのキャッチコピーも引用されており、本格的なワラスボグッズといってもいいだろう。
ちなみにグミはコーラ味。長さは約10cmで実物の1/4スケールで作られている。歯や透けている肌なども絶妙に再現されているため、子供に買って帰ったらオモチャと勘違いされないように注意をしたい。

有明海のエイリアン「ワラスボ」土産を手に入れろ!

どうやっても変えられない事実。それはワラスボは有明海にしか生息していないということ。
これこそ僥倖…!なんという僥倖っ…!
こんな奇怪な魚を独占的に売り込もうとする佐賀県はワラスボ以外にも様々な観光プロモーションを手掛けているので時間があればチェックして欲しい。
そして「有明海のエイリアン」ことワラスボを見に、ぜひ有明海を訪れてみて欲しい。現地で食するワラスボもまた格別だ。その上で様々なワラスボ土産を手に入れてみてはどうだろうか?

■関連MEMO
佐賀市 WRSB ワラスボ公式サイト
http://www.saga-city.jp/wrsb/
夜明茶屋
http://www.mutugorou.co.jp/index.html

【トラベルjpナビゲーター】
bow

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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