天丼てんや、「天丼」は税込み価格を据え置き、「野菜天丼」は店内と持ち帰りで別価格

「天丼てんや」が税込み価格の据え置きを知らせるポスター。持ち帰りも店内飲食も価格を同じにした
「天丼てんや」が税込み価格の据え置きを知らせるポスター。持ち帰りも店内飲食も価格を同じにした

 ロイヤルホールディングスは9日、傘下の天丼チェーン「天丼てんや」での消費税率変更と軽減税率導入に伴う対応方針を公表した。10月1日にメニュー改定を行い、主力商品の「天丼」や「お好み天ぷら」など30品目で税込み価格を据え置き、店内飲食と持ち帰り価格を統一する。本体価格(税抜き価格)を据え置いて、店内飲食と持ち帰りで税込み価格が変わる商品もあり、商品や品目数については9月下旬に公表するとしている。

 税込み価格を統一するのは売り上げの約4割を占める「天丼」(540円)のほか、「上天丼」(690円)やサイドメニュー、そばやうどんのセット商品など。税込み価格を据え置くため、店内飲食での税抜き価格を2%分引き下げることになる。

 一方、「野菜天丼」は税抜き価格を現行の510円に据え置く。このため、消費税率10%となる店内飲食では560円、軽減税率8%が適用される持ち帰りの「野菜天丼弁当」は現行と同じ550円となる。

 同社では、前回の消費税率引き上げ時にも「天丼」の税込み価格を500円に据え置いた。その後の食材費や物流費の上昇を受け、昨年1月に税込み価格を540円に引き上げていた。

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