料理と酒

大分名物のとり天 唐揚げとは違います

鶏肉の一世帯あたりの消費量が一番多いのが大分県。中津を中心に地元の唐揚げ店がたくさんあり、ケンタッキーフライドチキンの店舗が撤退したということも話題になったことがあるほどです。

今回はとり天を紹介します。とり天は鶏肉の天ぷらですが、いわゆる天ぷらとは違い、あらかじめ鶏肉に下味を付けて揚げます。また唐揚げとも違い、鶏肉は皮なしを使います。唐揚げよりも薄味で、衣には卵を使うのも特徴です。

2度揚げをして、中はしっとり、衣はカリッとさせました。酢醤油やポン酢、からしを付けて食べるのが定番ですが、今回は大分名産のかぼすと抹茶塩を添えました。お好みの味でお召し上がりください。

お酒はビール。麦焼酎も合いますよ。(速水裕樹)


材料(4人分)

鶏モモ肉……300g

醤油…………大さじ1

砂糖…………小さじ1

酒……………小さじ2

ニンニク……1片

ショウガ……1片

小麦粉………大さじ3

溶き卵………1/2個

天ぷら油……適量

かぼす………1個

抹茶塩………適量


作り方

1.ボウルに醤油、砂糖、酒を入れ、おろしたニンニクとショウガも入れてよく混ぜる

2.鶏モモ肉の皮をむきとり、ひと口大に切ってボウルに入れ、揉みこむように混ぜて15分置く

3.小麦粉に溶き卵を加えて衣をつくる

4.(2)の鶏肉に衣をつけて、180度の油で2分ほど揚げる。いったん取り出して5分ほど置き、再び1分ほど揚げる。キッチンペーパーをしいたバットにあげて油を切る

5.器にとり天を盛り付ける。カットしたかぼすを絞って、抹茶塩を付けていただく

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