和歌山市中央卸売市場に新施設「わかやま○しぇ」 2日オープン

和歌山市中央卸売市場に新施設「わかやま○しぇ」 2日オープン
和歌山市中央卸売市場に新施設「わかやま○しぇ」 2日オープン
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 和歌山市西浜の市中央卸売市場内に新施設の総合食品センター棟「わかやま○(まる)しぇ」が完成し、2日オープンする。飲食店街と専門店街に計37店舗が入り、市民も買い物や飲食が楽しめる。市の担当者は「観光客も呼び込み、地元の食材をアピールしたい」としている。

 従来の関連棟が老朽化したため、総合食品センター棟として再整備した。

 延べ床面積約2500平方メートル。飲食店街にはすし・海鮮丼や天ぷら、マレーシア風料理、コーヒー・サンドイッチなどの12店舗、専門店街には水産加工品や漬物・みそ、乾物、野菜などの25店舗が入る。

 以前の関連棟は卸売などの専門業者しか利用できなかったが、新たな総合食品センター棟は市民や観光客も利用できる。

 愛称は公募し、約200件の応募の中から同市在住の大林泰子さん(4)の案「わかやま○しぇ」(○は笑顔のデザイン)を採用した。

 1日には、完成を祝う記念式典と、報道関係者などを対象にした内覧会が開かれた。記念式典には同市や市場の関係者をはじめ、大林さんも出席し、テープカットなどをした。

 同市場協会の岸泰宏会長は「『市民の台所』として安全な食材を提供しつつ、利用者に市場の雰囲気を楽しんでもらえる施設にしたい」と話している。

 営業時間は、飲食店街が午前2時~午後2時ごろ(水曜休み)、専門店街が午前2時~午前7時ごろ(水・日曜休み)。問い合わせは市場(073・431・3161)。

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