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2019.8.16

「都合の悪いことは全部日本のせい」のなぜ。『韓国を蝕む儒教の怨念 反日は永久に終わらない』

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「都合の悪いことは全部日本のせい」のなぜ。『韓国を蝕む儒教の怨念 反日は永久に終わらない』

「自国民が絶対善で、日本は絶対悪!」

韓国では憲法よりもこの原則が優先される。

制御不能の危機に陥りつつある日韓関係。

政治的対立だけではなく、韓国では日本製品の不買運動をはじめとする反日パフォーマンスが煽動され、経済や文化交流にも影響が及んでいます。

この過剰ともいえる反応に、違和感を覚える日本人は少なくないはずです。

いったいなぜ、韓国の民衆は事あるごとに〝反日〟を声高に叫ぶのでしょうか。

韓国で生まれ育った著者は少女時代、両親が常に日本への親しみを語っていたのにもかかわらず、学校に通い出してから「反日になった」といいます。

 

‹‹私は海辺の田舎で育ちましたが、近所の大人たちの大部分は日本に好意的な気持ちをもっていました。みんな学のない人たちですが、実体験に即した自分の感覚を大事にしていたと思います。そういう大人たちの周りで遊んでいた子どもは、学校へ行った途端に反日になって帰ってくる。それで、大人たちの反日意識の弱さを軽蔑する。私が学校に通っていたのはそういう時代でした。

今では日本統治時代の生活体験をもつ大部分が亡くなっていますから、韓国人の圧倒的多数が反日教育を受けた反日世代となっています。それでも、表向き反日をいっていながらも、私的・個人的な思いとしては、日本人を決して嫌いではない人が大多数だというのが、実際的なところです。

とくに庶民の場合は、よくわからないまま、政治的な教育や反日煽動によって感情的な反日心情になっていて、「日本人は嫌い」というのが韓国人のものだと、反日を世間の通念として受け入れている人が大部分です。››

 

著者によると、どうやら韓国人の反日民族主義は、日本統治時代の歴史体験をもとにして形づくられたものではなく、国の政策によって普及させられたもののようです。

 

その後、留学生として訪日してから研究を重ね、韓国の学校で習ったことが大きな間違いであったことを知った著者は、反日教育を行うワケについて、ある事実にたどり着きました。

 

‹‹それは第一に、韓国・北朝鮮の政治・文化・社会の直接的な基盤は、朝鮮半島に518年間続いた王朝国家、李朝(李氏朝鮮、1392~1910年)に求められる、ということです。

そして第二に、韓国・北朝鮮の理解に苦しむ言動の大部分は、「李朝500年」の伝統に深く根ざしている、ということです。

その意味で、韓国・北朝鮮のおかしさを理解するには「李朝とはどんな国家だったのか」を知ることが必須の課題となってきます。韓国・北朝鮮のルーツは李朝にある、李朝が解れば韓国・北朝鮮が見えてくる、というのが私の基本的な考えです。››

 

元反日だった著者が、韓国人の不可解な行動の原因を解き明かすとともに、現在の韓国とつきあうための原則を指南します。

 

こちらは本書の内容の一部です。

 

■ 「徴用工・慰安婦」は完全なるねつ造

■ 「韓国兵士の残虐性は日本のせい」とする責任逃れ

■ 「国民感情」が得られれば、国同士の約束を破ることもルールを一方的に変更することも平気

■ 自己中心・ナルシシズム民族主義の視野狭窄

■ 李朝の残酷さを「日帝」へスライドさせる

■ 国家にとって都合の悪いことは隠すのが正義

■ 韓国の詐欺件数は日本の16倍

■ 前科40犯、50犯の犯罪者がなぜ当たり前のように存在するのか

■ 韓国女性を性奴隷にしたのは韓国軍だった

■ 韓国では「悪い人」より「みっともない人」のほうがマシと考える

 

小学館新書

『韓国を蝕む儒教の怨念

反日は永久に終わらない』

著/呉 善花

 

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