<食べて応援!>天冨久(てんふく) 天丼はボリューム満点

2021年2月4日 07時16分

ランチを紹介する店長の村口さん=大田区の天冨久で

 ランチタイムになるとサラリーマンを中心に行列ができる。JR大森駅近くの天ぷらの老舗「天冨久」は、毎朝仕入れたエビや穴子を使った天丼が人気だ。
 エビや野菜の天ぷらが楽しめる「天丼」(千三百円)のほか、約二十センチの穴子が載った「穴子入り天丼」(千七百円)も根強い人気を誇る。トマトやピーマン、ナスの野菜や黄身がトロトロの半熟卵など具材も豊富で食欲をそそる。
 ボリューム満点。「からりと揚がるように油にこだわっている」と店長の村口太朗さん(51)は味に自信を示す。消毒など新型コロナの感染予防対策をとっており、客には食事中の会話は控えるよう求めている。
 夜は天ぷらを中心としたコースメニューが中心だったが、緊急事態宣言期間中は持ち帰りのみで営業。コロナ危機で営業は厳しいが、村口さんは「一期一会」を大切にしたいという。
 「店にとっては何百杯のうちの一杯でも、お客さんにとっては最後の一杯になるかもしれない。おいしい天丼を食べてほしい」 (砂上麻子)
 大田区大森北1の26の2。電03(3766)1029。最寄りはJR大森駅。昼は午前11時〜午後2時、緊急事態宣言中は持ち帰りのみの夜は同5時〜同8時(ラストオーダー同7時半)。不定休。

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