• TSR速報

ダイマル食品(株)

※画像は実際の企業と関係はありません

※画像は実際の企業と関係はありません

~コロナ禍に加え、原材料価格の高騰が影響~

ダイマル食品(株)(銚子市愛宕町3525、設立1973(昭和48)年9月、資本金3500万円、平野恭男社長)は1月19日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は片山卓朗弁護士(奥・片山・佐藤法律事務所、千代田区霞が関3-2-6)ほか。
負債総額は14億8946万円(2022年8月期決算時点)。
※TSR企業コード:320138577、法人番号:4040001062981

「銚子はんぺん」の製造で知られる練製品メーカー。銚子はんぺんは水産加工が盛んな千葉県銚子市の名物とされ、品評会での受賞歴など多くの実績を重ねていた。
自社オリジナル商品を有し、スーパーやコンビニ向けに展開するほか、OEMも手掛け、2006年8月期は売上高20億6691万円をあげていた。
しかし、2011年3月の東日本大震災で石巻工場が被災。代わって塩釜工場を立ち上げ、2014年3月期には新設した石巻工場が操業を開始し、銚子を含めて3工場体制となった。こうしたなか、銚子工場で生産した「はんぺん」から大腸菌群が検出され、出荷停止となるトラブルが発生。以降は主要取引先からの受注減少などで、石巻以外の工場を閉鎖していた。
なお、事業は継続している。

人気記事ランキング

  • TSRデータインサイト

「美容室」倒産が急増 1‐4月は最多の46件 人件費や美容資材の価格上昇が経営を直撃

コロナ禍を抜けたが、美容室の倒産が急増している。2024年1-4月「美容室」倒産は、累計46件(前年同期比48.3%増)に達した。同期間の比較では、2015年以降の10年間で、2018年と2019年の32件を抜いて最多を更新した。

2

  • TSRデータインサイト

約束手形の決済期限を60日以内に短縮へ 支払いはマイナス影響 約4割、回収では 5割超がプラス影響

これまで120日だった約束手形の決済期限を、60日に短縮する方向で下請法の指導基準が見直される。約60年続く商慣習の変更は、中小企業の資金繰りに大きな転換を迫る。 4月1~8日に企業アンケートを実施し、手形・電子記録債権(でんさい)のサイト短縮の影響を調査した。

3

  • TSRデータインサイト

「人手不足」企業、69.3%で前年よりも悪化 建設業は8割超が「正社員不足」で対策急務

コロナ禍からの経済活動の再活性化で人手不足が深刻さを増し、「正社員不足」を訴える企業が増加している。特に、2024年問題や少子高齢化による生産年齢人口の減少などが、人手不足に拍車をかけている。

4

  • TSRデータインサイト

コロナ破たん累計が1万件目前 累計9,489件に

4月は「新型コロナ」関連の経営破たん(負債1,000万円以上)が244件(前年同月比9.9%減)判明した。3月の月間件数は2023年3月の328件に次ぐ過去2番目の高水準だったが、4月は一転して減少。これまでの累計は9,052件(倒産8,827件、弁護士一任・準備中225件)となった。

5

  • TSRデータインサイト

【破綻の構図】テックコーポレーションと不自然な割引手形

環境関連機器を開発していた(株)テックコーポレーションが3月18日、広島地裁から破産開始決定を受けた。 直近の決算書(2023年7月期)では負債総額は32億8,741万円だが、破産申立書では約6倍の191億円に膨らむ。 突然の破産の真相を東京商工リサーチが追った。

記事カテゴリを表示
記事カテゴリを閉じる

プリントアウト

RSS

CLOSE
TOPへ