53歳とは思えない美ボディーを維持しているハル・ベリー。ヨガ、ウエイト、レジスタンスバンド、マーシャルアーツをワークアウトに取り入れており、今は人生で一番フィットな状態にあるという。今回はこの内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

20~30代の頃の私は、見た目のことばかり考えていた。若かったし、駆け出しの女優にとって見た目は大事だったから。

当時の私のワークアウトはウエイトトレーニングが中心だった。四六時中ジムに入り浸り、ウエイトマシーンやバーベルで憧れの筋肉美を目指していたわ。できるだけ重いウエイトで特定の筋肉群を必死に鍛えた。若干退屈だったけど、体がフィットならまあいいやって。

でも、22歳で糖尿病と診断されたことをきっかけにフィットネスを「自分の健康と体をいたわるための手段」として捉えるようになり、その後の数十年で自分の視点が大きく変わった。外面よりも内面をフィットにすることの方が大切に思えてきて、ワークアウトがセルフケアの一部になった。

そして母親になった瞬間、「子供たちのために強くなりたい、健康でいたい」という気持ちが芽生えた。できるだけ長く一緒にいたい。万が一家が燃えても、子供たちを自力で運び出せるくらい強くなりたい。

今日の私のワークアウトは、昔とは打って変わってとても自由。1人でも、ピーター・リー・トーマスと一緒でも。ヨガやストレッチだけでなく、スプリントもする。自重やレジスタンスバンドを使うこともあれば、マーシャルアーツをすることもある。

ピーターと同じワークアウトをしたことは一度もない。「こんなところに筋肉があったなんて!」と思うくらい、いろんな部位が痛くなる。

昔はひたすらバイセップカールを繰り返していたけれど、いまはクリーンやプレス、スラスターなどの全身エクササイズで汗を流す。プルアップではアスリートに負けないし、長距離も余裕で走れる。体幹のコンディションも史上最高。

幅広いワークアウトを行えば退屈しないし、体が成長し続けるので、これまで以上に強い自信が湧いてくる。何よりもうれしいのは、健康に重点を置くとエクササイズが最高に楽しくなること。それでいてフィットな体は維持できるから一石二鳥。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Halle Berry Translation: Ai Igamoto

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。