ハンドパンのメンテナンスは、どの様な点に注意したら良いのでしょうか?
 
ハンドパンは窒化処理された鋼板で作られています。手入れをしないまま使用していると、楽器表面が錆びてしまいます。
 
しっかりメンテナンスを行いましょう。末長く付き合っていく為に、手入れは欠かせません。
 
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メンテナンスに必要なものは?
先ずはハンドパンのメンテナンスに必要なアイテムを紹介します。
 
・オイル
・布(マイクロファイバー等)
・アルコール
 (スプレーor除菌シート)
 
以上の3点です。オイルには幾つかお勧めがある為、別記事にてご紹介します。

 

⬇︎動画解説

より分かりやすいと思いますので、合わせてご参考にどうぞ。その他の解説動画もご覧ください。

 

 

まずは基本の乾拭き

演奏が終わったら楽器表面についた汗や汚れを落としましょう。
 
夏はたくさん汗をかきます。特に汗に含まれる塩分、湿気には十分注意する必要があります。軽くで良いので使用毎に乾拭きしましょう。
 
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使用する布はマイクロファイバーがお勧めです
 
オイルによるメンテナンス
オイルメンテナンスの目安となる期間は、プレヤーの使用頻度にもよるので、具体的にというと難しいです。
 
理想としては、オイルによって楽器表面が常に保護されている状態がベストです。
 
演奏や乾拭きによって、楽器表面を保護していたオイルは徐々に失われます。潤いが無くなってきたと感じたら、オイルを塗布しましょう。
 
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オイルは布に染み込ませて塗布します
写真提供 : Oda Takuya, Handpan player
 
①アルコールで清掃&除菌
夏場は無水アルコール(薬局で入手可)を布に染み込ませて、楽器表面に付着した脂や汗を完全に拭き取ります。
 
 
夏は汗に含まれる塩分に注意。こまめに掃除する必要があります。
 
冬場はオイル塗布のみでも大丈夫です。気になるようであれば、月に一度位はアルコールで清掃しましょう。
 
②オイル塗布
次に楽器全体にオイルを塗布します。DINGサイド(表面)とGUサイド(裏面)の両方に塗布しましょう。内部はごく稀に清掃する程度でOKです。
 
 
③オイルについて
メンテナンスオイルにはハンドパン専用のものがあるため、基本的には専用オイルを使用します。
 
代用品として、不乾燥油であるココナッツオイル等を使用する事も可能です。馴染具合は専用オイルに劣りますが、香りが良いですし、実際にプロ奏者で使っている方もいます。
 
食用油は口に入れても問題ない為、お子さんがいらっしゃる家庭の場合はこちらの方が良いかもしれません。
 
メンテナンスオイルの紹介記事はこちら
 
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実は良くないケースに入れっぱなし
ケースの中にハンドパンを入れたままにしておくと、ケース内部の湿気の影響でハンドパンが錆びやすくなります。
 
例えば夏期に屋外で使用した後、冷房の効いた室内に移動したとします。ケース内部は湿気を含んでいるため、楽器表面が錆びやすくなります。あくまでもキャリーケースです。
 
ケースに長時間収納する必要がある場合は、雑菌の繁殖やカビの発生を防ぐ為、アルコールでしっかり除菌、楽器表面についた汚れをしっかり落としましょう。
 
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意外にもサビ易いのはGUサイド(楽器裏面)

ハンドパンの保管方法
直射日光が当たらない、風通しの良い場所がお勧めです。立て掛けるか、台座となるものに載せる等しておきましょう。
 
おしまい。
 
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当ブログで紹介したメンテナンス方法は、ベテランプロプレーヤー(USA)から教えて頂いた方法です。必ずこれが正しい、というメンテナンス方法はありません。メーカーによってはアルコールの使用を推奨していない場合もあります。また特定のオイルを推奨している事もあります。必ず購入したメーカーのメンテナンス方法をご確認下さい。当ブログで紹介しているメンテナンス方法はあくまでも一例です。申し訳ありませんが、当ブログでは質問にお答えすることはしておりません。ご了承下さい。
 
 
【ブログ内リンク】

【ハンドパンレッスン】

下記のYouTube動画で紹介しています。ぜひご覧ください。