シークへの玄関口 シークへの玄関口
都市の正面入口には、山の神ドゥシャラを表すとされる 3 つの砂岩ブロックがそびえ立っています。ペトラの都市と住民の暮らしに欠かせない水源を見張る意味があったと考える歴史家もいます。 入口近くの巨大な「神のブロック」は、かつてこの古代都市の貴重な水源を守る存在でした。
ペトラ バラ色の都市
バラ色の都市
2,000 年以上前にナバテア人が建設した石の都市、ペトラ。映画の舞台にもなった有名なファサードの奥へ進み、時が止まったような遺跡を探索してみましょう。
時の流れに取り残された古代遺跡を探索
ぜひヘッドフォンでお楽しみください
神のブロック
こうしたブロックは「ジン」（精霊）と呼ばれ、妖精や精霊によって作られたと言い伝えられています。
ピラミッド発見
ペトラのほとんどの建造物と同様に、これらのオベリスクもエジプト様式の特徴を備えています。
古代の増築？
トリクリニウムは、墓所の後に造られたとする説と、1 世紀に墓所と共に造られたとする説があります。
地下室
こうした地下住居は、侵入者から都市を守る防衛手段だったと考えられています。
古代の通路
周囲を眺めると、ナバテアの時代に舗装された当時の通路を今もまだ見ることができます。
滑らかな岩肌
かつてはごつごつしていた荒削りの岩肌も、洪水などで何世紀もかけて滑らかになりました。
インディー ジョーンズ、がっかり
ここに聖杯はありません。あるのは 3 つの石室だけで、ツアー客が入らないように警備員が見張っています。
隠れた墓所
ここでは 4 つの埋葬室が発見され、11 人の遺骨と 1 世紀時代の工芸品も見つかりました。
お宝だ！
財宝があると信じていたベドウィン族がマシンガンで破壊して略奪を試みたものの、数枚のコインしかありませんでした。
真実は闇の中
これらの壁に彫られたくぼみには巻物が保管されていた可能性があり、図書館だったと考える歴史家もいます。
神のブロック
7 m の高さがあるこの 2 つのオベリスクは、なんと周囲の山を彫り出して造られました。
古代の砦
尾根の北側には、古い要塞の跡があります。
泥が堆積
西暦 400 年に発生した大洪水は 2 m もの巨岩も動く激流で、ファサードの多くが泥まみれになりました。
中庭を抜けて
かつて墓所と「葬儀会場」をつないでいた広い中庭と、独特な彫刻がある葬儀会場の内装です。
眺めのよい部屋
最近の発掘調査から、かつてここにあった別荘のような建造物には、おそらく地位の高い祭司が住んでいたと考えられます。
ルネサンス時代の墓所
ペトラの他の墓所ほど精巧な作りではありませんが、この比較的小さな墓所も、まだ色彩がはっきり残っています。
時代をリード
西暦 129 年ごろに彫られたこの墓所は、その飾り気のない左右対称のデザインにちなんで名付けられました。
満員御礼
古い墓所の痕跡があります。観客席を増やすため撤去されました。
ローマ人による改修
最初の劇場はナバテア人が造りましたが、その後ローマ人が舞台壁を追加しました。その舞台壁は、西暦 363 年の巨大地震で崩壊しました。
岩の壺
ペディメントの上に壺の彫刻があることから、ナバテアの王かアレタス 4 世の墓所であると考えられています。
新たな宗教
この墓所は西暦 447 年に、ジェイソン司教がキリスト教の教会に変えました。
ナバテア時代のプレハブ
建設当時、この岩壁では高さが足りなかったため、事前に石で造った上の部分を組み立てて乗せました。
王族の葬儀
この古代のステージと中庭の前で、国葬や王族の葬儀が行われました。
古代の技術
ローマ様式の弓なりの舗装は、排水と車両運搬を目的に設計されました。
数世紀も木陰を提供
この古代の石の噴水に木陰をもたらしているネズの木は、樹齢 450 年と推定されます。
調査はこれから
この通りから離れたエリアは、まだ発掘の対象になっていません。どんな発見が待っているでしょうか。
内装
2,000 年を経た今も、この壁の漆喰は当時の色を保っています。
豪華なオアシス？
この地域の発掘では、大きなスイミング プールやぜいたくな庭園の痕跡が見つかりました。
耐震策
地震の衝撃を吸収して揺れに耐えられるよう、煉瓦の間にネズの木材が挟まれていました。
熟練の技
緻密に積まれた煉瓦造りは、極めて重要な建造物だったことを伺わせます。
過去の栄光
当時は 23 m もの高さがあり、大理石の階段と礼拝場を備えていました。
異教の落書き
ドゥシャラ神を祀る建造物ですが、壁にはキリスト教の十字架が彫られています。
似て非なるもの
見た目は宝物殿に似ていますが、彫刻はそれほど精巧ではありません。
絵画
ここのフレスコ画は、おそらくギリシャの神ディオニュソスを称えるものと考えられています。
蘇った絵画
3 年の歳月をかけた絵画の修復により、植物の種類がわかるほど鮮明になったものもあります。
2 人の食卓
この洞窟はかつて、2 人用の食事スペース（バイクリニウム）でした。
いつもきれいに
砂漠の地でありながら、ナバテアの洗面台では地域の水路からの水が使用されていました。
コンパクトな暮らし
小さな家や洞窟住居の遺跡は今日でも見ることができます。
寒い渓谷
シーク アルバリドは「寒い渓谷」という意味です。高い壁に挟まれ常に日陰となることが、その名前の由来です。
ペトラの保存
今や毎日 2,500 人以上の旅行者がペトラを訪れ、曲がりくねった階段を登り、砂岩の壁を触るため、この都市は少しずつ消えつつあります。宝物殿の一部は、たった 10 年の間に 40 mm も後退しました。そのため、旅行者の満足感と貴重な遺跡の保護をバランスよく舵取りする手腕が当局に求められています。しかし皮肉なことに、この地区で勃発している内戦によって、ペトラを訪れる旅行者の数は、今やここ数年で最低となっています。ペトラはこれから戦争という厳しい事態に直面するかもしれません。
